明日発売の新刊レビュー
『エンコイ』空翔俊介 恋する少年少女のハイテンション胸キュン漫才ラブコメ
たまごまご
方言でのボケとツッコミは、好きな気持ちの照れ隠し
付き合ったばかりのふたり。相手と話すと、嬉しくてワクワクする。
気づいたらふたりは、岐阜弁で激しくボケツッコミをする関係になっていた。
基本は漫才、たまにイチャコラ。そんなふたりのやりとりにニヤニヤしてしまう
「コミックNewtype」で連載中の空翔俊介（そらと・しゅんすけ）氏の初連載作品『エンコイ』は、複数組の恋（コイ）と縁（エン）を描いたラブコメディ。単行本第1巻は、明日12月26日に発売になる。
ラブコメ好きと漫才好きには特におすすめしたい作品だ。
KADOKAWA / 角川書店 (2017-12-26)
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恋愛はボケツッコミだ
ちさとととしは、付き合って間もない仲良しカップル。
元気いっぱいすぎていつもテンションが高いちさと。としを好きな気持ちが振り切れちゃって、アホな言動が多め。
一方としは、彼女をあしらうのがうまい。激しいボケを切り返して、ネタにして返す。
抜群の息の合い方。練習を積んだ漫才のようなイチャイチャだ。
4コマでふたりの関係がわかるシーン。彼女たちのやりとりを録画しておきたくなる
ちび子こと剛徳（たけの）は控えめで、ちょっと押しが弱い。
彼女が好きなのは、いつも冷静で、かなり鈍い少年・しずく。
ふたりは一緒に登校するような関係。しずくはいつもたけのに「かわええ」とちょっかいをかける。なのに、付き合ってはいない。
天然体質のしずくとツッコミ体質のたけのによるかけあいで、一歩踏み出せない恋愛のもどかしさを描く。
天然なしずくに、ちび子が振り回される。このふたりも息がピッタリ
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©Syunsuke SORATO 2017