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『たば子ちゃん』ひみつ 喫煙所にくゆるタバコ少女と、密かなおしゃべり

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たば子ちゃんって何者?

たば子たちの正体については、あまり深く説明されていない。
浅野にだけ彼女らが見えるわけではないらしい。禁煙を目指している同僚も、自分が吸っているメンソールのメン子が見えている。
しかし吸わない周囲の人間に見えているかどうかは、はっきりと描いていない。

これは煙が流れないようにしている様子。女子学生や老人には見えていないのかな?

たば子たちは、タバコの擬人化でありつつ、吸う人たちの気持ちを表現したものなのだろう。
例えばたば子は「私はなぜ いつもこの場所に閉じ込められているのでしょうか?」「少し前まで 他の場所でも浅野さんとお会いしてましたよ?」と浅野に尋ねるシーンがある。タバコを吸える場所が減りましたね、という意味のセリフだ。

それに対し浅野は「多少吸う場所無くなろうとあまり困らないけどね」「街の喫煙所はだいたい把握しているし」とたば子に語る。それを聞いて、たば子はにっこり。

浅野がタバコを愛するものとして、どうマナーを守っているかがわかる会話だ。話し合うことで、彼は自らの生き方・考え方を見直し、整理していく。

ロリヴァンパイアっぽいゴールデンバットちゃん。喫煙室はいろんな煙がたゆたっている

たば子やメン子以外にも、ピース、アメリカンスピリット、ゴールデンバットなど、様々な銘柄が出てくる。名前がついていない子も、元ネタを探してみると楽しい。

たいていひとつの銘柄を吸い続けるという喫煙者の特性からか、ひとりにつき一種類のタバコ少女がまとわりつくことが多い。自分を選んでくれたら、やっぱり彼女たちも嬉しい様子。

それでもたば子は、微笑むでも悲しむでもなく言う。

「タバコ……やめられたらいーですね……」



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©ひみつ(秋田書店)2017