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助手のモモは幽霊?

歳の離れた兄妹のように見える紺一郎とモモだが、じつは幼なじみ
紺一郎が11歳、モモが10歳のとき、ある事故のせいでモモは行方不明に。責任を感じ、自暴自棄になっていた紺一郎の前に、モモが再び姿を現して以来、彼女は歳をとっていない。
紺一郎が、千菫生暗号解読事務所を祖父から引き継いだのも、そんなモモの居場所を守るためだった。

まだ若い紺一郎だが、暗号探偵としての腕は一流

どんどん離れていくふたりの歳の差。いまだ自分を責め続ける紺一郎。紺一郎を支えながらも、彼に依存しているようにも見えるモモ。

過去からのメッセージを伝え、依頼人たちの未来への一歩を支えているふたりこそが、他の誰よりも過去に囚われているようにも感じられる。
同じ時を生きていないふたりが幸せになれる手段を、私は知らない。悲しい結末が訪れないことをただただ祈るだけだ。

体を失っても、紺一郎のそばにいることを選んだモモ。ふたりの絆は深い

ふたりのこれまでとこれからには、どんな暗号が隠されているのか。
物語はまだ始まったばかり。不機嫌な探偵と優しい助手の暗号解きを追いかけていきたい。



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©とりこぼ縞屋/小学館