1. PR

    作家インタビュー

    『剥き出しの白鳥』鳩胸つるんインタビュー 「『ToLOVEる』よりも裸」から白鳥くんは生まれた

    籠生堅太

  2. PR

    明日発売の新刊レビュー

    『剥き出しの白鳥(はくちょう)』鳩胸つるん 異端の「露出狂」漫画は、王道少年漫画だ!

    籠生堅太

  3. PR

    新連載レビュー

    『キャッチャー・イン・ザ・ライム』背川昇 般若、R-指定が監修の百合×ラップな新連載

    一ノ瀬謹和

  4. PR

    明日発売の新刊レビュー

    『ブルーピリオド』山口つばさ 才能にノウハウで立ち向かう美大受験物語

    根本和佳

  5. PR

    新連載レビュー

    『水族カンパニー!』(イシイ渡) 偏愛獣医×ドジっ子飼育員の水族館コメディ

    根本和佳

  6. PR

    明日発売の新刊レビュー

    脇田茜『ライアーバード』音が見える天才少女と無愛想なギタリスト。2人の出会いが生む音楽

    たまごまご

明日発売の新刊レビュー

『HOTEL R.I.P.』西倉新久 死者の心残りを解消する、前向きな生と死のオムニバス

武川佑

人生の終着点で、あなたがやり残したことは、なんですか?

「Eleganceイブ」「Champion タップ!」で不定期連載中の西倉新久氏の初連載『HOTEL R.I.P.』は、不慮の死にみまわれ、心残りをかかえた人々を描く、オムニバス形式の物語。その単行本第1巻が明日8月16日に発売される。

事故や災害などで、不慮の死を遂げる死者は、毎回ふたり。
奇妙な外観のホテルで、到底ホテルマンとは思えない怪しげな風貌の支配人・迎(むかえ)から、ふたりは相部屋で宿泊し、生前の「心残り」を解消するよう伝えられる。

彼らの「心残り」をめぐる5つの物語は、読み終わったとき、惜しみない拍手を送りたくなる。キラキラと光る、粒ぞろいを集めた1冊だ。

怪しげな支配人の迎が告げる「死の事実」から、物語は始まる

ホテルなのに、他人と相部屋!?

オリンピックを有望視されていた女子高校生スイマーと、なんの取り柄もない女子高校生。
人気絶頂のアイドルと、地方在住の性格の悪い女性。
心残りを解消できず5年もホテルに居続ける女性と、そして――。
明らかになる彼女たちの「心残り」とは? 死んでしまったのにどうやって「心残り」を解消する?

登場人物は突然の相部屋の依頼に戸惑い、受け入れようとしない

相部屋になるのは決まって、「それは合わないのでは……?」とこちらが心配になるようなふたり。
赤の他人だと思われたふたりが、エピソードを追うにつれて接点があるとわかったり、「あっ」と真相に気づく。話ごとに異なる爽快感がある。
演出がじつにさりげなく、伏線も巧みだから、クライマックスにむけ、彼らを応援したくて、ページをめくるのが速くなってしまう。
彼らの最高の「最期」を、しっかり見届けてあげてほしい。



NEXT
死んでから見つける、最高の友達


  1. 1
  2. 2

©西倉新久(秋田書店)2017