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『美希ちゃんいよいよOUT!』カミタニミキ 初連載は遺書?赤裸々すぎる崖っぷちエッセイ

yomina-hare編集部

遠い遠い「私たちの物語」

赤裸々に描かれるエピソードの数々は衝撃的だが、それだけでは食傷気味になってしまう。
大切なのは、想像できないような出来事が降り掛かっているのは、私たちと同じようなことで悩み、喜ぶひとりの女性だということだ。

不安はいつ頭をもたげるかわからない。テンションマックスからどん底なんてことも……

推しの俳優への課金がすぎるせいもあるが、漫画で生計を立てようとすれば、それだけでも厳しい生活を強いられるものだという。

ギリギリの暮らしは、徐々に心を蝕んでいく。孤独や自己嫌悪、周囲へのいら立ち……。そうした感情は誰にとっても馴染みぶかいものだ。
また友人とのカラオケにテンションが跳ね上がる様子など、共感してしまうポイントもじつは多い。

そう考えると、また違った一面が『美希ちゃんいよいよOUT!』にもにも見えてくる。
カビの生えたパンツを履き、性病の影に怯えていたのは自分なのかもしれないのだ。

ついには性欲まで……失うものが多すぎる

思いっきり笑いつつ、いつか自分にも訪れるかもしれない斜め上の現実に備えて、カミタニ氏の姿を心に刻みつけておこう。
人生、いつどこに落とし穴があるかわからないのだから。



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©Miki KAMITANI 2018