1. PR

    作家インタビュー

    『剥き出しの白鳥』鳩胸つるんインタビュー 「『ToLOVEる』よりも裸」から白鳥くんは生まれた

    籠生堅太

  2. PR

    明日発売の新刊レビュー

    『剥き出しの白鳥(はくちょう)』鳩胸つるん 異端の「露出狂」漫画は、王道少年漫画だ!

    籠生堅太

  3. PR

    新連載レビュー

    『キャッチャー・イン・ザ・ライム』背川昇 般若、R-指定が監修の百合×ラップな新連載

    一ノ瀬謹和

  4. PR

    明日発売の新刊レビュー

    『ブルーピリオド』山口つばさ 才能にノウハウで立ち向かう美大受験物語

    根本和佳

  5. PR

    新連載レビュー

    『水族カンパニー!』(イシイ渡) 偏愛獣医×ドジっ子飼育員の水族館コメディ

    根本和佳

  6. PR

    明日発売の新刊レビュー

    脇田茜『ライアーバード』音が見える天才少女と無愛想なギタリスト。2人の出会いが生む音楽

    たまごまご

明日発売の新刊レビュー

『魔装番長バンガイスト』霧隠サブロー セオリー無視のヒーロー漫画は、プロレス愛に満ちている

yomina-hare編集部

プロレスのような熱量と衝動

そもそも霧隠サブローという漫画家の存在を知ったのは、松浦だるま氏『累-かさね-』だった。

霧隠サブロー氏は松浦氏のアシスタントを務め、『累-かさね-』単行本巻末に『HABUTA』というおまけ漫画を描いている。『累-かさね-』本編に登場する中年キャラが、プロレスラーばりのマッチョな存在になっていて、暴れ回るクレイジーな内容だ。
プロレスと筋肉への偏った愛が感じられ、『累-かさね-』の単行本を買うひそかな楽しみでもあった。

常時パンツ丸見えのヒロイン・千堂ヒメコ。ヒロインに至るまで脳筋、それが『魔装番長バンガイスト』!

『魔装番長バンガイスト』からも、その破天荒な作風と、プロレス愛は感じることができる。むしろますます磨きがかかっている。
この作品は、ギャグ漫画ではなくヒーロー漫画だ。あるいはプロレスのような超展開を繰り返しては、読み手に「どうだ!?」と語り掛けてくるバトル漫画だろうか。この荒々しくもアツい衝動は理屈じゃない。
ならばわれわれ読者も、それを全身で受け止めるべきではないだろうか。

プロレス団体を視察する魔界一族。作中、一貫してプロレスラーの強さがアピールされる

今日まで体系化され洗練した漫画を読み慣れていると極めて異質だが、妙に中毒性のある作品であることは断言できる。



試し読みはコチラ!

  1. 1
  2. 2

©霧隠サブロー/リイド社