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『サトコとナダ』ユペチカ 愛おしさ満点のムスリムとのルームシェア生活

川俣綾加

世界が違って見える、サトコとナダの生活

昨今の国際情勢やイスラム圏でのニュースを見て、ムスリムの人々の考えはどこか極端であったり、怖かったり、そういった印象を抱く人も多いのではではないだろうか。

どんなルールにも理由が存在する。それを知ることで、またものの見え方が変わってくる

世界の動きがマクロだとするなら、サトコとナダの生活はとてもミクロなものだ。
その中でも食生活や服装、美容に関することなんてきっとミクロ中のミクロだろう。
日本で生活する日本人が、それを知らないからといって大きな問題になることはない。

けれどそんなミクロな視点から捉えることで、遠い存在に思えたムスリムの女の子も、まわりりにいる女の子と一緒だと気づけたり、抵抗なく彼らの考えから影響を受けることができる。
私たちの暮らしから断絶した存在ではなく、ムスリムたちも地続きの場所に生きる人々なのだと感じられる。

当たりだけど、当たり前すぎて忘れてしまう。そうした大切ことをナダの言葉は思い出さえてくれる

サトコとナダの生活を覗き見ると、きっと世界が違って見えてくる。



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©ユペチカ/監修・西森マリー/星海社