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『ぼくたちLGBT』第1巻発売 LGBT当事者による99.9%経験談なエッセイ
yomina-hare編集部
LGBT当事者による日常系エッセイコミック
著者・トミムラコタ氏はバイセクシャルをカミングアウトしているLGBT当事者。『ぼくたちLGBT』はそんな作者の「99.9%経験談」に基づく日常系エッセイコミックなのである。
「yomina-hare」でも連載開始時にレビューを掲載した『ぼくたちLGBT。その単行本第1巻が7月19日に発売された。
『ぼくたちLGBT』レビュー
誰にとっても「普通」な日々
LGBT当事者にはどのような苦悩があるのか。当事者たちはどのような社会的問題を抱えながら生きているのか。
エンターテインメント作品として楽しめるだけでなく、そうした啓発的なテーマを提起する傑作といえる。
この『ぼくたちLGBT』には、そうした啓発的な意味合いは薄い。しかし、そこにこそ本作ならではのテーマ性がはらむ。
LGBTもヘテロと同じような日常を送っている。ヘテロの「普通」も、LGBTの「普通」も、同じ「普通」なのだ。そんな当たり前のことにあらためて気づかされる。
レビューを読んで気になった人は、ぜひ単行本もチェックしてみよう!
©トミムラコタ/集英社ふんわりジャンプ