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『オオカミの子』第1巻発売 幼女の辛辣発言が胸に突き刺さる
yomina-hare編集部
魔王の首を狙うは幼女? 辛口少女とダメ剣士の旅立ち
ポンコツ剣士・ディンゴと「自分のやりたいようにやる」を徹底する辛口な幼女・ウル子の慌ただしい旅の様子が、どこか懐かしいRPG的な世界で繰り広げられる『オオカミの子』第1巻が8月18日に発売された。
「yomina-hare」でも連載開始時にレビューを掲載した『オオカミの子』。
連載権、さらに単行本化まで確約されるという太っ腹な「ヤンマガサード」の漫画新人賞「即連載杯」を受賞作である『オオカミの子』は、まさに「ヤングマガジンサード」期待の一作といえる。
講談社
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『オオカミの子』レビュー
ウル子とディンゴ、ふたりのヘンテコな関係
物語はディンゴ(ツッコミ)とウル子(ボケ)の会話で進められる。
いくらウル子がかっこよく、ディンゴがポンコツであったとしても、常識的なことことを言っているのはディンゴなのだ。
どれだけディンゴが、ウル子の非常識ぶりを指摘しても彼女は耳を貸さない。街の人々もみなウル子の味方だ。
少しずつズレていく感覚、何が正しくて、何が間違っているのか、だんだんと曖昧になっていく。
そして繰り出されるウル子のひと言に自分の認識が一気にひっくり返る爽快感。これがクセになりそう。
レビューを読んで気になった人は、ぜひ単行本もチェックしてみよう!
©佐々木順一郎/講談社